ITマスターのご案内
日本の労働生産性を向上させるためには、労働者一人ひとりが情報技術を有効に活用できることが重要です。
そのためには、小・中・高の若年世代から情報技術に慣れ親しみ、使いこなせる能力を身につけることのできる環境整備が必要となります。
ITリテラシーの強化や、将来のIT人材育成に向けて、小学生から高校生にかけて段階的に情報技術に関する興味を喚起するとともに、情報技術を使いこなす職業能力を付与するため、情報技術関連の優れた能力を持つ技能者を「ITマスター」として派遣し、講習等を実施します。

熊本県内では8名登録(R3.4)

ITマスターが指導する対象分野(5職種)
- ウェブデザイン
- ITネットワークシステム管理
- グラフィックデザイン
- 業務用ITソフトウェア・ソリューションズ(旧オフィスソフトウェア・ソリューション)
- ロボットソフト組込
ITマスターによる指導例
- 情報技術の基本を学びたい!
- プログラミングの概念、構造の理解
- プログラミングやウェブ制作について学びたい!
- ウェブサイト制作、グラフィックデザイン、コンピューターグラフィックス製作
- 情報リテラシーについて学びたい!
- 情報リテラシー、サイバーセキュリティーの技術の学習
各段階に合ったカリキュラムをコーディネートし、講習等を実施します。
派遣による指導の実施(実技指導)
- 指導内容は?
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- 技能検定試験(2級・3級)の実技試験課題を活用した指導
- 技能競技大会(技能五輪全国大会、若年者ものづくり競技大会)の競技課題を活用した指導
- 実施日数や時間等は?
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- 競技課題を基にした比較的長期の実技指導の場合(一般)10回から20回
- 技能検定の実技課題を基にした比較的短期の場合(学生生徒)1回から10回
- 時間は1回3時間程度
- 材料費や講師謝金等の費用は?
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- 実技指導に係る講師謝金及び材料費については、熊本県技能振興コーナーが負担します。
- ただし、材料費は、受講者一人当たり、1日につき2,000円(税別)以内を上限とし、これを超える場合は依頼者の負担になります。
例)10人の従業員に対して5日間、実技指導を実施した場合の材料費
10人×5日×2,000円(税別)=100,000円(税別)以内を熊本県技能振興コーナーが負担します。
実技指導申込みの流れ
ITマスターを募集しています
※「ものづくりマイスター」、「ITマスター」「テックマイスター」の3類型が、令和4年度から「ものづくりマイスター」の1類型に統合されました。令和4年度上期中に中央技能振興センターが新規認定要件や対象分野を定めることとなっていますので、新規の申請は令和4年度下半期から再開予定です。
次の認定基準のいずれにも該当する高度な技能を有する方を募集します。※現在休止中(参考)
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実務経験が7年以上ある方(情報技術に係る修士課程を修了している場合には実務経験5年以上で可)
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以下の情報技術関連の資格のいずれかを有する方
(1)情報処理技術者試験応用情報技術者試験合格者
(2)技能検定(ウェブデザイン)1級
(3)上記(1)(2)に相当する資格を有する方(ITSS(※)のスキル習熟度レベル3~4に相当)
(4)上記(1)~(3)を資格を有さない場合は、技能五輪全国大会又は若年者ものづくり競技大のうち、IT マスター対象職種で優秀な成績を収めた方(銅賞以上の入賞者) -
技能の継承や後継者の育成に意欲を持って活動する意思及び能力がある方
(※)ITSS スキル標準:経済産業省が定めている個人の IT 関連能力を職種や専門分野ごとに明確化・体系化し、IT 人材に求められるスキルやキャリア(職業)を示した指標。
<申請資格>
- 応募時に、第三者からもITマスターにふさわしいとして推薦を受けられること
- 認定を受けた場合、プロフィール・指導内容等の公表が可能であること
<申請方法>
熊本県技能振興コーナー(096-289-5015)にお問合せください。
技能継承・後継者育成に意欲を持つ方々の申請をおまちしています。
厚生労働省 ITマスター募集サイトへリンクします